INTRODUCTION

樹なつみ×ボンズが放つ壮麗なサバイバルSF、
アニメ『獣王星』放送開始!!

圧倒的な構成力と絶妙に織り込まれた幾重の伏線で人気の樹なつみが、1993年から2003年の10年間渡って仕上げた雄渾なSF大作コミック『獣王星』。この一大スペース・オデッセイが、至高のスタッフ&キャストにより躍動感溢れるアニメーションとなって登場する。

謎に満ちた世界観、生存を賭けたスリリングなストーリー展開を映像化するのは、『カウボーイビバップ 天国の扉』『鋼の錬金術師』
『エウレカセブン』ほか数々のヒット作を手がけてきた
アニメスタジオ、ボンズ。

監督に
『あずまんが大王』『かいけつゾロリ』の錦織 博、

キャラクターデザインに
『機動戦士Vガンダム』『機巧奇傅ヒヲウ戦記』の逢坂浩司、

シリーズ構成に
『猫の恩返し』『マリア様がみてる』の吉田玲子、

そしてコンセプトデザインには
原作コミックの精緻な設定から携わる『AKIRA』『イノセンス』の渡部隆と、
強力なクリエイターたちが集まった。 物語世界から映像世界への饒舌な翻訳者として、熟練の技とセンスを披露する。


放送は、フジテレビが従来のTVアニメーション番組の概念を覆すべく2005年4月に 立ち上げた新枠「ノイタミナ <NOITAMINA>」。
これまでに『ハチミツとクローバー』(原作:羽海野チカ)『Paradise Kiss』
(原作:矢沢あい)『怪 〜 ayakashi 〜 JAPANESE CLASSIC HORROR』を世に出し、5%台の視聴率を記録(過去3年間の深夜アニメでは最高の数字)、幅広い支持を得て大成功を収めた。

主人公トール役には、安定した演技力と絢爛たる所作で舞台
『Endless SHOCK』も絶好調の堂本光一。今回が声優初挑戦となる。ミステリアスなサード役には映画『ウォーターズ』、
舞台『タイタスアンドロニカス』など話題作への出演が目白押しの
小栗 旬。オープニングでは、Kinki Kidsとしてデビュー以来シングルCD全22曲初登場 1 位という輝かしいギネス記録を持つ堂本光一がソロ初の主題歌を提供、エンディングを韓国出身の歌姫ユンナが飾る。

かつてない贅沢なコラボレーションが奏でる新しい息吹とともに、しなやかなダイナミズムを湛えた究極のエンタテインメントが誕生した!

アニメ化にあわせて新エピソードも登場!
累計90万部を突破する原作コミック

原作コミック『獣王星』は、1993年「LaLa」12月号(白泉社)を皮切りに連載が開始された。魅力的なキャラクターと端正な絵柄、そして次々と繰り出される謎の数々は読者を飽きさせることなく、幾度かの休載をはさみつつも、10年におよぶ長期連載となった。原作者である樹なつみは、
1979年『めぐみちゃんに捧げるコメディ』にてデビュー。
その後『OZ』で第24回星雲賞、『八雲立つ』で第21回講談社漫画賞を受賞した、華々しい経歴の持ち主である。本作における樹氏ならではの壮大なストーリー展開、きめ細やかに作られた世界観は男性読者の支持も集め、コミックスの累計部数は現在までに90万部を突破。今年3月からは
『獣王星 完全版』が刊行スタート、さらに原作者自らがアニメ化を記念して『獣王星』新エピソード「DEATH GAME」を描き下ろす(「メロディ」5月号・6月号掲載予定)。ファンのあいだでも、もっとも映像化が待たれた作品のひとつ『獣王星』――

2006年はアニメのみならず、
原作の新展開からも目が離せない年になりそうだ